心理臨床家の発達を考える 〜心理臨床家になること、心理臨床家であり続けること〜
(Zoomオンタイム+録画視聴)
心理臨床家にも発達段階があり、キャリアや経験を通じて変化を遂げていくことが知られています。なぜ心理臨床家になろうとしたのか、どのような方々にお会いし、関わり合いながら今まで臨床家としての営みを続けてきたのか、なぜ今臨床家であり続けているのか。臨床家として、また、一個人として、両方の「自分」が深く関わり合い交差し合いながら「私」を作り上げています。
多くの臨床家が知っているように、自分自身について気づきを得ることは大切です。しかし、自分がどのような動機で臨床家になろうとしたのか、自分自身は今までどのような体験をしてきたのか。動機、体験、他者とのかかわりを振り返る機会は意外に少ないと思います。心理療法の効果研究においては、一人の人としてのセラピストによる影響、すなわち「セラピスト効果」の重要性が指摘されています。また、職業倫理に関する研究においては、臨床家が臨床家を志した動機が倫理的問題と関連することも示唆されています。
自分はどのようなプロセスを経て今の自分を作り上げてきたのか。そして、これからどのような自分を作り上げていきたいのか。これまでの自分を振り返り、これからの自分自身の姿を作っていくためにも、自分自身を振り返る機会を得ることは大切であると思います。
(講師:金沢吉展)
日程 | 2024年12月8日(日)10:00〜13:00 |
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講師 | 金沢吉展先生(明治学院大学名誉教授・公益社団法人日本公認心理師協会監事) |
内容 |
*ブレイクアウトルームを用いたグループディスカッションがあります。 |
対象 | 臨床心理士(2024年度受験を含む)、公認心理師、臨床発達心理士、スクールカウンセラー、教育相談員、大学カウンセラー、生殖心理カウンセラー、産業カウンセラー、認定カウンセラー、児童心理司、児童福祉司、家庭裁判所調査官等司法・矯正関係、精神保健福祉士、医師(精神科、心療内科等)。 臨床心理士および公認心理師養成大学院学生。 |
定員 | 300名 |
参加費 | 6,600円(税込)(当日オンタイム+録画視聴) |
申込締切 | 2024年11月26日(火) |
講師略歴 | 1978年上智大学外国語学部英語学科卒業。米国ミズーリ大学大学院に留学後、株式会社電通東京本社国際局勤務。その後、再び渡米してミズーリ大学大学院でM.Ed.(教育学修士)取得。鹿児島純心女子短期大学英語科専任講師、米国テンプル大学カウンセリングセンター・カウンセラー、バージニア医科大学臨床心理インターン等を経て、米国テンプル大学大学院にてPh.D.取得。この間、米国バージニアこども病院のエクスターンシップにて家族療法のトレーニングも受ける。帰国後、上智大学カウンセリングセンター・カウンセラー、筑波大学心理学系助教授・同大学保健管理センターカウンセラー等を経て、2002年4月より明治学院大学文学部心理学科教授、2004年4月より心理学部心理学科教授。2024年4月より明治学院大学名誉教授。 <研究テーマ> <主な著書等> <公職> |
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