個人・夫婦(カップル)・家族のための相談室併設/心理療法の実践・研究・教育訓練のための研究所

ロールプレイで学ぶ夫婦・家族合同面接の実際

ロールプレイで学ぶ夫婦・家族合同面接の実際

近年、さまざまな心理臨床現場に夫婦(両親)・親子・家族の問題が持ち込まれるようになってきました。それにともなって、複数の家族メンバーが来談するケースも増えてきました。そうした夫婦・家族合同面接では、個人心理療法の考え方と関わり方だけでは、問題を十分に理解できず適切に対応することが難しいことがあります。したがって、夫婦・家族合同面接を効果的に行えるようになるためには、理論学習はもとよりロールプレイによる体験的な学びを繰り返すことが必須です。

本講座は、架空事例を用いて夫婦・家族合同面接場面のロールプレイを小グループで行います。参加者は、夫婦・家族の役割とセラピストの役割の両方を体験します。各グループにはスタッフが加わり、ロールプレイ中に適宜セラピスト役にアドバイスするなどして、学びをサポートします。また参加者は、夫婦・家族の役割を演じることによって、夫婦・家族が同席している他の家族メンバーやセラピストに対して、何を感じたり考えたりしているのかを体験することも出来ます。

日頃の心理臨床実践の中で、個人への心理的援助を中心に行いながらも、夫婦(両親)・親子・家族合同面接を取り入れていきたいと思われている方、夫婦・家族療法の基本的な介入を身につけたいと考えている方の参加をお待ちしております。

講座の概要
(予定)
  • 基本的態度と技法 — ジョイニング・多方向への肩入れ・戦略的中立性
  • 変化のための技法 — リフレーミング
  • 面接場面における葛藤への対処
  • セラピストの理解をどう伝えるか など
日時2025年1月12日(日)13日(月)の2日間。いずれも10:00〜17:00
対象現任の臨床心理士、家族心理士、児童心理司、児童福祉司、家庭裁判所調査官、医師(精神科・心療内科・児童精神科・小児科など)、等。
個人療法の実践経験があり、家族療法の基礎理論を学んだ方。
夫婦(両親)・親子・家族合同面接を取り入れたいと思っている方。
IPI主催『心理臨床家のための理論講座』『統合的家族療法理論講座』等を修了した方、など
定員

30名 (15名以上で開講。参加者の割合が基準を満たせば、臨床心理士の研修ポイント取得可能)

会場

全国家電会館大会議室(東京・文京区湯島)

講師野末武義・藤田博康・岩井昌也・北島歩美・伊藤公野・須永比呂美・大町知久
参加費

33,000円(税込)

締切

2024年12月13日(金)
*臨床科への入学を希望する場合、本講座への参加が申込み要件となります。

 

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