動画で学ぶ家族合同面接の実際(Zoomオンタイム)
複数のメンバーを対象とする家族合同面接は、セラピストとクライエントの1対1の個人面接とはさまざまな点で異なります。セラピストは、一人ひとりを受容し共感的に応答するだけでなく、目の前で展開される家族関係を理解し、葛藤に対処し、適切にその場をリードしなければなりません。家族療法の世界では、古くからセラピストのトレーニングの方法として、合同面接場面のビデオが活用されてきました。また、これまでIPIでは、「ロールプレイを活用した夫婦・家族合同面接の実際」の研修会を対面で行ってきましたが、参加者からは「面接場面の動画を見てみたい」「講師が実際に面接をやっているところを見てみたい」というフィードバックを多くいただいています。
この講座では、まず家族合同面接を行う際の理論的基盤として、Boszormenyi-Nagy, I.の文脈療法(Contextual Therapy)について概要を説明します。その後、家族合同面接の初回面接の動画を視聴し、さらにセラピストと家族によるふりかえりと解説を視聴します。セラピストは、何を感じ、何を考え、何を迷いながら面接を行っているのか、個々の家族メンバーの心理に配慮しつつ相互関係を扱うために、どのような言葉を用いて変化を促進しているのか等、多くのことを学ぶ機会となるでしょう。
これまでに家族合同面接の経験が無い方はもちろんのこと、ある程度経験はあるものの難しさを感じている方、家族療法を学んだことはあるけれど、家族一人ひとりの心の世界や家族の歴史を大切にするアプローチを学びたい方、さらに個人面接の中でセラピストの共感的理解をどのように言葉として伝えるかに関心がある方等、多くの方の参加をお待ちしております。
講師 | 野末武義(IPI統合的心理療法研究所所長) |
---|---|
日程 | 2025年2月16日(日)10:00〜17:00 |
内容 (予定) |
|
対象 | 臨床心理士、公認心理師、臨床発達心理士、家族心理士、家族心理士補、家族相談士、スクールカウンセラー、教育相談員、大学カウンセラー、生殖心理カウンセラー、産業カウンセラー、認定カウンセラー、児童福祉司、児童心理司、家庭裁判所調査官、精神保健福祉士、医師(精神科・児童精神科・心療内科・小児科等)、看護師等、様々な臨床現場で家族の問題に携わっている方。 心理、福祉、教育、看護系の大学院生 |
定員と申込期限 | 298名 2025年2月11日(火)まで |
参加費 | 13,200円(税込) |
資料 | 講義部分の資料だけでなく、家族合同面接場面の逐語記録(約1時間5分)も資料としてお配りします。 |
研修ポイントと 研修証明書 |
|
視聴 |
|
お願い |
|