事例検討会 〜夫婦・親子・家族の事例検討を通して関係療法中心の統合を学ぶ〜
近年の心理臨床現場に持ち込まれるケースには、個人の心理的問題と家族の関係性の問題が複雑に絡み合ったものが増えています。このようなケースには、個人の心理的側面を理解し適切に関わることはもちろんのこと、家族の関係性を見立て必要に応じて介入していくことがより効果的であり、統合的な視点が役立ちます。
本講座では、個人療法はもちろんのこと、母子並行面接、カップル・セラピー、家族療法、問題を抱えた本人が不在の面接など、さまざまな治療形態の中で夫婦・親子・家族の問題を抱えた事例を取り上げ、どのようにして統合的に見立て介入していくかを検討します。すでに家族療法の基礎的な理論を学び夫婦・家族合同面接を実践されている方はもちろんのこと、夫婦・家族合同面接に不安や戸惑いや行き詰まりを感じている方、日頃は個人療法を中心に実践していてクライエントの夫婦・家族関係についての理解を深めたいと思われている方の参加を歓迎します。少人数グループの中で、事例提出者と講師とのやりとりだけでなく、参加者の皆さんとも積極的なディスカッションを交わし、互いに学び合う機会にしたいと思っています。
医療・教育・福祉など、さまざまな心理臨床現場での事例を募集します。
日時 | 2025年3月9日(日)10:00〜16:30 |
---|---|
講師 | 藤田博康(IPI特別研究員・駒澤大学文学部心理学科教授) |
対象 | 医療・教育・福祉等の現場で個人療法の経験がある現任の臨床心理士もしくは資格取得見込みの方、臨床発達心理士、精神保健福祉士、児童心理司、児童福祉司、家庭裁判所調査官等司法・矯正関係、医師(精神科・児童精神科・心療内科・小児科等)、臨床心理士もしくは公認心理師養成大学院学生など。 |
定員 | 15名(8名以上で開講)参加者の割合が基準を満たせば、臨床心理士の研修ポイント取得可能 |
会場 | IPI統合的心理療法研究所面接室(東京・文京区湯島) |
参加費 | 13,200円(税込) |
締切 | 2025年2月18日(火)(定員になり次第締切) |